PJという海

07 06, 2009 | Posted in 山田道彦

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バリ島は洗練された高級リゾートホテルも多く、観光客の心をがっちりつかむアジア屈指のリゾート地としても知られていますが、現地で暮らしていると、そんな立派なホテルやスパなんてものは、横目で見てるだけの別世界の場所でしかなく、そんなプライベートビーチの横の普通のビーチでビール飲んで「幸せだなぁ~」なんてつぶやいてる山田です。

って感じです、蓮尾さん!!

さて、そんなリゾート地は空港近くの地域に集中しており、ダイビングポイントの周りというと、それはもう、トイレも洗濯も風呂も川でする、のどかすぎるほどの田舎であったりします。

前回は 「トランバン」 を紹介しましたが
今回紹介する 「PJ」 はそれ以上な田舎のポイント。

ガイド会のメンバーの皆さんもオリジナルポイントを多く持っていると思いますが、
このPJは自分にとって発見から調査、開拓、発展までずっと育て上げた我が子のようなポイントなので、特に思い入れの深い語ればキリのないポイントです。

ここのポイントの特徴は
まず、何もない、何も変哲のないただのビーチ。
入るとやっぱりないもない砂地が一面にひろがるただのビーチ。。。

多くの人はこの最初の5分で
「おいおい、大丈夫かい?このポイントは」
って思うほど、何もない。。。

そんな不安な気持ちを押しのけて進んでいくと、
ウニ、ナマコ、ウミエラ、ウミサボテン、ヤギ、海草類、
などが密集している地帯がでてくるのですが、
これがまた、多くの幼魚や甲殻類、ウミウシがホストとしてついています。

もちろん、珊瑚礁域でも、何かをホストとして暮らす生物は
いくらでも見れるのですが、このような環境で見ると、
ホストの大切さが普段以上に実感できます。

例えば、砂地にちょこんといる両手大ほどのイソギンチャク。
「それは多すぎだろ!!」
と思うほど、クマノミ、ミツボクロスズメ、テンジクダイ、エビカニ、
カニダマシなどがところせましワンサカ密集してすんでいます。

当たり前のように当たり前にあるホストではなく、
広い地帯にポツリとあるホストに集まる生命たち。

これを見てるだけで、自然の命の力を感じさせられます。

もちろん、砂地そのものの場所にも
みたことのないような共生ハゼの仲間などをはじめ
稀種などもオンパレードですので、
命の重さ、命の貴重さを実感できる、
噛めば噛むほど面白さが実感できる、
1本でも多く潜ってもらいたいポイントです。 

欠点はやはり荒れやすい。
荒れると浅場がまったく見えなくなるので、
水面移動が長くなり、エントリー・エキジットがきつい。
浅場は長いので安全停止・減圧停止はしやすい一方、
荒れてるときは3M付近でするのが大変だったりします。

また、今では世界中のダイビング雑誌などで取り上げられ
バリ中のダイビングサービスが来る、
“俺のポイント”から、バリを代表するマクロポイントに変貌を遂げた今後は
珊瑚礁と違って一見しただけでは分かりにくいデリケートな砂地の海を
モラルをもって潜っていかなければならず、
各サービス、各ゲストが楽しみながら、
真剣に守っていくことが潜る人間の使命でしょう。

「昔はよかったのに」
一番、聞きたくない言葉です。

PJ


山田 道彦 (MichihikoYAMADA)
プロフィール(ガイド会web内)
http://guide-kai.com/member/m.yamada.html


トランバンという海

06 06, 2009 | Posted in 山田道彦

1 Comments
沖縄の蓮尾さんからご紹介にあずかりました(笑)
インドネシアはバリ島から情報をお送りする山田です!!

リゾート地として有名な“バリ島”。
熱狂的なダイブフリークにはダイビングの海としても知れていますが、
まだまだ一般的には 『バリ島=ダイビング』 の認識は薄く感じられてるように思います。

一言に “バリ島”と言っても、
車でノンストップで1周しても12時間はかかる意外に大きな島で、
その全域をご案内しているわけですが、
そのエリアエリアにより、特色が大きく異なる海なのです。

ですので、まずバリ島にダイビングに行こう!!
と思ったときに多くの方が悩むのはエリア選びだと思います。
ですので、そのエリアごとの特色をお伝えしたく思います。

まず、第1回目は 『トランバン』 を紹介します!

ポイント数はメインのビーチダイビングポイント約10
ボートポイント約5
車で5分ほど移動する「スラヤ」と呼ばれているポイントもエリアに入れると
合計20ほどポイントがあります。

ちなみにこの「スラヤ」は10年ほど前にDIVE&DIVE'Sが開拓したオリジナルポイントでしたが、
今では立派なダイビングリゾートができ、その名前がポイント名にもなっています。

初バリで特別なリクエストがない場合には、
必ず 『トランバン』 を薦めるほどバリの代表的なポイント。

特色は一言でいうのなら 『超極彩色な海』

色鮮やかな
ウミトサカ、ヤギなどの刺胞動物
ウミシダ、ヒトデなどの棘皮動物
ホヤなどの原索動物
などがめちゃくちゃ多く、

これらの多き場所は魚類、甲殻類なども多く集まるという方程式。
その色濃い生物を絡めた“絵になる写真”というのがとても撮りやすいエリアでもあります。

お気軽なビーチダイビング、簡単かつ単純な地形、入ったその場からめくるめく色彩美、
その数はあまりにも多いので生物捜索が至極簡単。

ここまで完結な要素を取り入れられたポイントは、
一見していただければ、即納得してもらえるでしょう。

欠点は
・荒れ易い(荒れるとエントリー・エキジットが困難)
・雨季(11~4月)は生物は多いが大雨が降った後はかなり視界が悪くなる。
などですが入れなくなるほど荒れることは滅多にありません。

1年中お薦めして潜れるポイントですが、
1年中荒れる要素を持っているのも事実です。
4、5、10、11月は比較的安定しやすく特にお薦めできます。

注意点は
・ゴロタなので素足+フルフットフィンはやめましょう。
・すぐに深場に行けちゃうので減圧には重分注意が必要。
などです。

もちろんカメラなしでも充分に堪能できる海ですが、
カメラを手にしていないダイバーもカメラ片手にトランバンでダイビングを!
「え?私カメラマンになれちゃう?」
なんて錯覚しちゃうかもよ????

tulamben

では、来月は別のポイントの紹介をします

山田 道彦 (MichihikoYAMADA)
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