一番のモテ男

01 18, 2018 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

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鹿児島県本土の海より松田でゴワス。
今年初めての記事ということで2018年も皆様どうぞよろしくお願いいたします。

新年を迎えるにあたって何か目標を立てねば!と思い立ちまして。
この1月は「アカササノハベラ」の産卵を撮る!と決めました。

日々の南さつまエリアでのガイド中に、昨年より気になっていたいくつかのオスの個体をそれぞれの縄張りで観察し、1番効率よくメスとの産卵までこぎつけるモテ男を選抜しました。

DSC_3445.jpg

写真は上昇から産卵を終えた瞬間。

産卵に至るまでにも求愛や他のオスとの闘争など見所は沢山あります。
この冬、刹那の愛とそれまでの道のりから目が離せません。

さて、1月も後半に突入し錦江湾のアマモ場やガラモ場も急成長中です。
DSC_3576.jpg

冬の弱々しい日差しも水面に浮かぶシオミドロから差し込めば緑のフィルターになって清々しい空間になります。
水面も海底も海草だらけになると鹿児島ではいよいよ陸は桜の咲く頃でしょう。
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錦江湾に群生するセダカイソギンチャクも緑の中で撮ると森に生えるキノコのように見えます。

いよいよ鹿児島の海「緑の錦江湾」と「青の南さつま」の冬がスタートです。

DSC_32511.jpg

今年初冠雪した桜島。
やはり鹿児島のシンボル桜島は雪化粧がカッコイイのでした。

小学生の時の校歌が・・・・・・「錦江湾のさざ波に心を磨き知恵を練り〜♪」だったのですが、今でもこの光景を見ながら毎日教訓に海に向かっています。
はじめて錦江湾にお越しの方には歌って差し上げますね(笑)

最後まで驚きの海に

12 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

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こんばんは、鹿児島の海より松田です。

鹿児島でもこの冬初めての雪が「一瞬」だけ降りました(笑)
海の方も潮流の影響で2〜3℃程週替わりで変動し、高いときは例年より高水温を維持しております。

そんな環境下でこの12月に初めての産卵を確認する事ができました。
水温が下がるとやめてしまうと思っていた「イロカエルアンコウ」の産卵です。

DSC_0733.jpg

12月に入り、産卵する数日前にはメスのお腹はパンパンに!
それでも秘伝の「3日待機」がミソでして仮にオスとメスが手繋ぎラブラブしようとも中々その日に産卵してはくれません。

※待機する日数はメスの栄養状態や水温にもより、随時観察が必要です。

今回はオスが昼間にメスのお腹を胸ビレでムニョムニョ押し、マッサージする様な仕草も確認できた事から、12月に!この20℃以下の水温で「産卵する!」と確信しました。

やはり、日の入りが早いこの時期夏よりも随分とはやく産卵に至りました。
DSC_0737.jpg
(写真は以前のものです)

フラフラと泳ぎだす2匹。
オスがメスを下から抱える様に泳ぎ1mくらいの上昇の後放精放卵します。

卵は帯状でクルクルとクロワッサンの様な形をしています。
形状記憶合金の様に触ってもまた同じ形にクルクルと戻るのでした。

今年から同じ場所で毎月産卵してくれていたこのペア、もしかしたら栄養状態が良く継続的な産卵に至ったのか水温が例年より少し高い事が影響したのか、そもそも冬でもやるものなのか来月!いや新年から楽しみが増えます。

DSC_2544.jpg

今日の錦江湾より、水深40mのイソバナの群生。
暗黒の錦江湾でクリスマスっぽいのを探したらなぜかこれに行き着きました・・・・・・
DSC_2597.jpg
冬の沈む太陽、西日とまではいきませんが海中を黄色に染め冷たいはずの海中を暖色に彩り少し暖かい気持ちになれます。
2017年も半年ではありますが「ガイド会」ブログを書かせていただきました。
これからお会いできるやもしれぬダイバーの皆様にも、ガイド会の先輩方にも恥ずかしくないガイドになれるよう頑張ります。

2017年もありがとうございます。また来年もよろしくお願いいたします。

来るなら来い〜冬。

11 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

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おやっとさぁ〜鹿児島県本土より松田です。

最近、県外のゲストから「松田どん」って呼ばれます。
新しい呼び名に嬉しくもあり「ドン松田」みたいでちょっと照れくさいです。

「西郷どん」(せごどん)が大河ドラマで放送開始になると全国的に「どん」が皆様の名前にも付くことを期待しております。

さて鹿児島の海ではコールマンズシュリンプどんが・・・・・いやコールマンズシュリンプが出没しリクエストも多数いただいております。
DSC_1153.jpg

イイジマフクロウニにくっ付いていますが、いくら他のウニの中からこのエビを探してみてもこの一匹だけです。
冬に多く見かけるようになるこのウニにさらなる期待をせざるを得ません。

水温の低下で新しい生態行動も面白くなってきました。
BATORU.jpg

カサゴの縄張りとメスを賭しての闘い。
DSC_1924.jpg

マダコの孵化
マダコの卵保護も終盤、今年も最後のマダコのご案内かなぁ〜と思いつつ。
稚ダコを見つめる母ダコです!ライトで目が細くなり・・・・・・稚ダコを睨みつける母ダコになっておりますが。。。

DSC_2361.jpg

水温の低下とともにグッと透明度の増す錦江湾。
桜島にある天然の港には溶岩の隙間から湧水が染み出しこれからの季節ダイバーの体をひんやりと冷やしつつも、その雰囲気で寒さを忘れさせてくれそうです。

錦江湾より成と幼の美について。

10 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

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鹿児島県本土の錦江湾より松田がお送りします。

肌寒い日と、暖かい日を交互に過ごし秋の深まりを感じます。
今年、最後っ屁の台風も北上し週末にかけて鹿児島の海も大時化となりそうです。

秋は季節来遊魚や珍しい生物の定着をよく紹介させていただいておりますが、今日は今が旬の「ハゼ」についてです。
錦江湾で9月の下旬から10月の上旬で美しい婚姻色を出し海底をヒラヒラとホバリングするクサハゼ。
DSC_0669.jpg

もっと!もっと!いい写真を撮りたかった〜とおっしゃるゲストさんも多く、短くも儚いクサハゼの熱いシーンをお届けしております。


三保の鉄さんの秘蔵っ子?でもあるミホノハゴロモハゼも、まだまだヒレの色付きは寂しいもののお腹を膨らませ繁殖シーズンです。
DSC_0909.jpg

この写真を撮った日に「お腹から産卵管らしいものが・・・・・・」と思っておりましたが翌日お腹はペシャンコに!!
どのような生態なのか中々知る術はありませんが、思いを馳せながら追い続け紹介していきたいハゼですね。


婚姻色に体を染めるもの、お腹をはち切れんばかりに膨らませその時を待つもの。
そこから生まれ育っているハゼも沢山おります。

クツワハゼの幼魚も小さいながらも体を誇示し美しい色に。

DSC_1183.jpg



錦江湾の深みで発生した減圧を消化中には思いがけないシーンとの出会いがあるかもしれません。

大きさ20mmにも満たないネジリンボウもそこかしこに!見渡すだけで視界に十数匹。
DSC_0403.jpg

幼魚ながらペアになりホバリングする姿は愛くるしくも、通り過ぎるトラギスやミノカサゴには警戒を怠らず、今年もネジリンボウの豊作を予感させます。

錦江湾は桜島、その周辺では様々なハゼが「その季節」、「その時」でしか見せてくれない!そんなシーンに出会えます。
また一年を振り返った時、錦江湾を訪れた方に思い出して頂けるような、そしてまたこの時期が来たか!!と足をむけて頂けるようご案内致します。

晩秋の錦江湾もお見逃しなく〜。

紅白でめでたい!のですか?

09 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

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日本縦断した台風18号の海中へもたらした被害や意外な副産物をまだ確認しに海に行けず悶々と過ごしております。
鹿児島県本土(薩摩半島)は大きな被害もなく港の漁師さんたちは船を固定しているロープを解きながら拍子抜けした台風の勢力にブツブツと文句を言いながら作業を進めています。
でも、ちょっぴりその背中が嬉しそうだったりもするわけでして僕も数日ぶりに出れる海に胸が高鳴ります。


今回も前回のミジンベニハゼの内容の続編です。
南さつまの海は水温のピークに到達した頃(8月)から1ダイブで100匹程のミジンベニハゼを観察できるようになり、今月やっと産卵やハッチアウトも定期的に観察できるようになって参りました。
DSC_6455.jpg

成熟したペアが一時パタリと消え失せ、そこにドッ!と若魚が湧いて出たものですから初めての事に驚きました。
DSC_9309.jpg

ブリーフィングでも話を誇張して「日本で1番ミジンベニハゼが多く、観察しやすいです」なんて言ってますが、果たしてこの瓶に密集するミジンベニハゼは彼らにとって健全な環境なのか疑問が残るところです。

成長して個体も大きくなるにつれペアを作り、縄張りを持ち喧嘩だってします。
ダイバーがもっとミジンベニハゼが増えるように!と置いた瓶、今度は増えた彼らにも良い環境を・・・・・・とも考えますが、ある種が増えることにより他の種が被害を被ることだって考えられますし自然に手出しは無用なのかもしれません。

8月の「ガイド会ブログ」で記載しました「白いミジンベニハゼ」
DSC_9510.jpg
彼らもまたもしかしたら僕が朝からハッチアウトの瞬間を付け狙うもんだからストレスで白くなったのでは・・・・・・と最近では自問自答の日々です。

そんなある日、また信じられない色のミジンベニハゼが出現!!!!
DSC_8947.jpg
頭部と各ヒレを除き(体が)全体が赤い個体も出現してきました。
もぉ〜〜〜なんなのさっ!

今度はやはり、産卵の瞬間を見ようと瓶を舐め回すように覗き込む僕に怒って赤くなっているのでは・・・・・・とこれまた自問自答です。

話はこれだけでは終わりません。
なんと、つい先日まで「白」だった個体が!!
IMG_7127.jpg
赤に変わりそこから少し黄色くもなってきました〜〜〜。
あっ。

黄色は普通なわけですが、実は成長に伴い体色を変えているように見えるわけです。
これが8月から9月の一月欠かさず観察を続けてきた結果です。

まだまだデータの採取中ですし明確なことは言えませんが観察者である僕達にはたまらない楽しみでもあります。
もしかしたら鹿児島の海から世にも珍しい変な色のミジンベニハゼが認定されるようなことがあれば!!嬉しいな〜と。
そして、僕に対するストレスや怒りでなかったのであれば胸をなで下ろしますよっ。

DSC_9933.jpg
最後は錦江湾より、夏の高水温のダメージが今年も色濃い、そして色は薄い(白化)サンゴイソギンチャク畑より秋の涼しさを求めて。

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