錦江湾より成と幼の美について。

10 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

0 Comments
鹿児島県本土の錦江湾より松田がお送りします。

肌寒い日と、暖かい日を交互に過ごし秋の深まりを感じます。
今年、最後っ屁の台風も北上し週末にかけて鹿児島の海も大時化となりそうです。

秋は季節来遊魚や珍しい生物の定着をよく紹介させていただいておりますが、今日は今が旬の「ハゼ」についてです。
錦江湾で9月の下旬から10月の上旬で美しい婚姻色を出し海底をヒラヒラとホバリングするクサハゼ。
DSC_0669.jpg

もっと!もっと!いい写真を撮りたかった〜とおっしゃるゲストさんも多く、短くも儚いクサハゼの熱いシーンをお届けしております。


三保の鉄さんの秘蔵っ子?でもあるミホノハゴロモハゼも、まだまだヒレの色付きは寂しいもののお腹を膨らませ繁殖シーズンです。
DSC_0909.jpg

この写真を撮った日に「お腹から産卵管らしいものが・・・・・・」と思っておりましたが翌日お腹はペシャンコに!!
どのような生態なのか中々知る術はありませんが、思いを馳せながら追い続け紹介していきたいハゼですね。


婚姻色に体を染めるもの、お腹をはち切れんばかりに膨らませその時を待つもの。
そこから生まれ育っているハゼも沢山おります。

クツワハゼの幼魚も小さいながらも体を誇示し美しい色に。

DSC_1183.jpg



錦江湾の深みで発生した減圧を消化中には思いがけないシーンとの出会いがあるかもしれません。

大きさ20mmにも満たないネジリンボウもそこかしこに!見渡すだけで視界に十数匹。
DSC_0403.jpg

幼魚ながらペアになりホバリングする姿は愛くるしくも、通り過ぎるトラギスやミノカサゴには警戒を怠らず、今年もネジリンボウの豊作を予感させます。

錦江湾は桜島、その周辺では様々なハゼが「その季節」、「その時」でしか見せてくれない!そんなシーンに出会えます。
また一年を振り返った時、錦江湾を訪れた方に思い出して頂けるような、そしてまたこの時期が来たか!!と足をむけて頂けるようご案内致します。

晩秋の錦江湾もお見逃しなく〜。

紅白でめでたい!のですか?

09 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

0 Comments
日本縦断した台風18号の海中へもたらした被害や意外な副産物をまだ確認しに海に行けず悶々と過ごしております。
鹿児島県本土(薩摩半島)は大きな被害もなく港の漁師さんたちは船を固定しているロープを解きながら拍子抜けした台風の勢力にブツブツと文句を言いながら作業を進めています。
でも、ちょっぴりその背中が嬉しそうだったりもするわけでして僕も数日ぶりに出れる海に胸が高鳴ります。


今回も前回のミジンベニハゼの内容の続編です。
南さつまの海は水温のピークに到達した頃(8月)から1ダイブで100匹程のミジンベニハゼを観察できるようになり、今月やっと産卵やハッチアウトも定期的に観察できるようになって参りました。
DSC_6455.jpg

成熟したペアが一時パタリと消え失せ、そこにドッ!と若魚が湧いて出たものですから初めての事に驚きました。
DSC_9309.jpg

ブリーフィングでも話を誇張して「日本で1番ミジンベニハゼが多く、観察しやすいです」なんて言ってますが、果たしてこの瓶に密集するミジンベニハゼは彼らにとって健全な環境なのか疑問が残るところです。

成長して個体も大きくなるにつれペアを作り、縄張りを持ち喧嘩だってします。
ダイバーがもっとミジンベニハゼが増えるように!と置いた瓶、今度は増えた彼らにも良い環境を・・・・・・とも考えますが、ある種が増えることにより他の種が被害を被ることだって考えられますし自然に手出しは無用なのかもしれません。

8月の「ガイド会ブログ」で記載しました「白いミジンベニハゼ」
DSC_9510.jpg
彼らもまたもしかしたら僕が朝からハッチアウトの瞬間を付け狙うもんだからストレスで白くなったのでは・・・・・・と最近では自問自答の日々です。

そんなある日、また信じられない色のミジンベニハゼが出現!!!!
DSC_8947.jpg
頭部と各ヒレを除き(体が)全体が赤い個体も出現してきました。
もぉ〜〜〜なんなのさっ!

今度はやはり、産卵の瞬間を見ようと瓶を舐め回すように覗き込む僕に怒って赤くなっているのでは・・・・・・とこれまた自問自答です。

話はこれだけでは終わりません。
なんと、つい先日まで「白」だった個体が!!
IMG_7127.jpg
赤に変わりそこから少し黄色くもなってきました〜〜〜。
あっ。

黄色は普通なわけですが、実は成長に伴い体色を変えているように見えるわけです。
これが8月から9月の一月欠かさず観察を続けてきた結果です。

まだまだデータの採取中ですし明確なことは言えませんが観察者である僕達にはたまらない楽しみでもあります。
もしかしたら鹿児島の海から世にも珍しい変な色のミジンベニハゼが認定されるようなことがあれば!!嬉しいな〜と。
そして、僕に対するストレスや怒りでなかったのであれば胸をなで下ろしますよっ。

DSC_9933.jpg
最後は錦江湾より、夏の高水温のダメージが今年も色濃い、そして色は薄い(白化)サンゴイソギンチャク畑より秋の涼しさを求めて。

夏の夜長にお戯れ。

07 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

0 Comments
鹿児島より本日は南さつまの海をお送り致します。

ちょっとその前に7月10日に発生しました鹿児島湾(錦江湾)を震源とする震度5強の地震ですが、私の身の回りでは特に何の影響もなく過ごしております。

地震の発生と同時に桜島を見てしまうのは鹿児島県民の性と言えるでしょう。(日々の噴火で爆発や空振により建物が揺れるため)そもそも脳裏にあるのは「とうとう大規模な噴火がきたか・・・・・・」というようなもので「地震」というものは露ほども思っていなかったのです。

地震も桜島(活火山)は関係ないとのことで一安心といったところです。

さて、海の情報ですが!!今回は南さつまエリアの夜の出来事をば。
DSC_8814 のコピー


シコロサンゴの産卵。
卵がフワァ〜〜っと湧き立つような産卵ではなくポロポロと漂う感じです。
写真の様にナガサキスズメダイもまだ起きて卵を我武者羅に食べる様な日暮れから少しして!の時間帯に事は始まりました。

その時に海をご案内していた方とシコロサンゴの産卵に見入っていると・・・・・・
DSC_8739 のコピー


お隣の岩の上でラッパウニも産卵。
DSC_8818 のコピー


さらに奥の岩場でガンガゼも産卵。

自然のスイッチを自分で押したわけではないのに一斉に始まる珊瑚や棘皮動物の産卵。
あたりはまるで演歌歌手が登場しそうな雰囲気に!(ドライアイスがモクモクと地面に溜まっている感じ)

そんな時に限ってマクロ仕様なわけでして(涙)
言わずもがなバタバタとゲストとレンズ交換して戻るも何事もなかったかの様に海中は静寂に包まれていたのでした。

無力・・・・・・あまりに無力なガイドでございます。
DSC_8842 のコピー


一心不乱に産卵シーンに駆けつけ、貪るように食べるイトヒキベラ。
「駆けつける」という表現はちょっと違って、始まる前にはスタンバイしてご馳走が出てくるのを今か今かと待っている様にも見えました。

夜はこの時期様々な魚たちの孵化や産卵シーンに立ち会えますが、ちょっと違う生物達の活躍も楽しいものです。
20180216_582039522184796_195287247_o.jpg

最後に暗い写真ばかりでしたのでお口直しに南さつまの人気スポット「久多島」夏の装い。
スマートフォンやアイフォンの「パノラマ」撮影で風景を撮ると雰囲気でますよっ!!
手ぶれ大敵ですが手軽でオススメです!是非ダイビングに行った際にお試しあれ〜


鹿児島県本土の海よりごわすっ。

06 18, 2017 | Posted in 18日 鹿児島・松田康司

0 Comments
はじめまして、鹿児島県本土の海よりダイビングショップSBの松田康司(こうじ)ともうします。
ジーコとお呼びください。
特技は素手でハエを捕まえる事です。
鹿児島県は離島のダイビングスポットに恵まれ広く認知されておりますが、県本土はまだまだ盛り上がりの余地ありなのです。
まずは地元鹿児島の海から、そしてゆくゆくはダイビング業界を盛り上げるべく頑張りたいと思います。(選挙っぽくなりました)

そして、18日は函館より佐藤長明さんの記事更新日のはずですが、今後は私もご一緒させていただきます。
長明さんの記事を楽しみにされている皆様には恐縮ですが「同じ日に北海道(北)の情報とクオリティの低い鹿児島(南)の情報が見れるなんて!なんてお得なのっ!!」と思っていただければ幸いです。

長明さんにも「ブログを同日にお願いします!」とお願いしたトコロ「2人で18日を盛り上げていきましょう」と何とお優しい!今も緊張しながらキーボードをカタカタじゃなくてガタガタ打ち鳴らしながらの投稿です。

今回は鹿児島の錦江湾に浮かぶ活火山の島「桜島」の旬をお届けします。

DSC_7350.jpg


桜島とヒジキ漁を終えまばらになったヒジキの森。

春には浅場を埋め尽くすほどの海藻の森はこの時期その密度は薄まり、海藻を隠れ家にしていた様々な種類の稚魚も姿を消します。
国内でも有数の活火山の麓で潜る光景は殆どのダイバーにとって異様な光景に違いない。
DSC_3004.jpg

海底の傾斜に沿い深度を下げると、そこはモジャモジャの世界。
ムチカラマツの群生にアカオビハナダイの乱舞。

耳石で調べるとアカオビハナダイの寿命はおよそ7年と言われています。
その生涯で子孫を残し、群れをなし、性転換し(ウフッ)これぞ鹿児島の海の象徴と言えます。
DSC_7294.jpg


6月に入り婚姻色の色あがりや求愛も益々盛んになり、朝から産卵を狙う。
昼間目にする大きなU字スイムではなく一匹のメスに狙いを定めフラフラと左右に反復運動をするように泳ぎだす。

次の瞬間少しの上昇と共に体を絡ませ産卵をする。

DSC_7823.jpg

写真は産卵の瞬間ではないので、また出直してきます(涙)
これから秋まで楽しませてくれるはずです。是非デバガメしに行きましょう。

鹿児島県本土の海・錦江湾と南さつまの海を紹介していきますのでよろしくお願いします。

ガイド会・世界の海ブログ



プロフィール

ガイド会

Author:ガイド会
ガイド会・世界の海ブログ
ガイド会のHPはこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
世界の海 (198)
ガイド会 (7)
1日 久米島 ・ 川本剛志 (97)
2日 小笠原 ・ 田中美一 (90)
3日 柏島・松野和志 (54)
4日 伊豆/大瀬崎 ・ 鈴木康裕 (62)
5日 沖縄本島/宜野湾 ・ 蓮尾 栄 (58)
5日 滑川・木村昭信 (10)
5日 伊豆/井田・出竈祐亮 (4)
6日 伊豆/八幡野 ・ 福田航平 (63)
7日 静岡/三保 ・ 鉄 多加志 (86)
8日 葉山 ・ 佐藤 輝 (87)
9日 西表島 ・ 佐々木 要 (27)
10日 沖縄本島/恩納村・片野 猛 (15)
10日 樫山弘紀 (19)
11日 伊豆/大瀬崎 ・ 赤堀智樹 (87)
12日 フィリピン/セブ島リロアン ・ 五十嵐ガルーダ一規 (24)
13日 タイ/カオラック&タオ ・ 大村 健 (101)
13日 フィリピン/セブ島・白石拓己 (56)
14日 伊豆/川奈 ・ 八木かつのり (98)
14日 和歌山/みなべ・李 友喜 (41)
15日 パラオ ・ 秋野 大 (27)
15日 宮古島・國廣哲司 (54)
15日 久米島・田中伸 (9)
16日 和歌山/古座・上田直史 (76)
16日 パラオ・加藤栄一 (24)
17日 小笠原 ・ 南 俊夫 (79)
17日 石垣島・竹内友哉 (14)
18日 函館・佐藤長明 (63)
18日 鹿児島・松田康司 (4)
19日 長崎・中村拓朗 (29)
19日 葉山・永橋麗良 (3)
20日 八丈島 ・ 田中幸太郎 (101)
21日 柏島 ・ 西村直樹 (89)
22日 石垣島・多羅尾拓也 (21)
23日 慶良間/渡嘉敷島 ・ 番田武六 (101)
24日 鹿児島/屋久島・高久 至 (50)
24日 滑川・赤松悦子 (20)
24日 奄美大島・古田直基 (15)
25日 沖縄本島・木戸泰成 (30)
25日 兵庫/竹野・田中陽介 (4)
26日 山口/東部・小川智之 (31)
27日 熊本/天草・ 中野誠志 (85)
28日 沖縄本島/中部 ・ 津波古 健 (100)
28日 静岡/東伊豆・川坂秀和 (4)
29日 和歌山/串本・谷口勝政 (33)
30日 モルディブ共和国・前井 馨 (438)
アーカイブ (0)
山田道彦 (2)
菅野隆行 (8)
出羽慎一 (8)
金子剣一郎 (20)
遠藤 学 (3)
細谷洋貴 (24)
堅田純平 (46)
山田彰宏 (38)
矢内大介 (44)
高野 肇 (42)
遠藤 学 (15)
小川理志 (50)
川原綾子 (60)
中村奈苗 (34)
リンク
このブログをリンクに追加する
RSSリンクの表示