5月の沖縄本島の海から
05 28, 2012 | Posted in 28日 沖縄本島/中部 ・ 津波古 健
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ハイサ~イ!皆様。
沖縄本島から津波古です。
梅雨入りして、ちょうど一ヶ月。
まだ、明けてないので、“夏本番”ってワケぢゃ無いですが
5月後半は天気の良い日も多く、梅雨明けを錯覚するほどでしたよ。
そんな日は、もう真夏のような暑さと、ギッラギラの太陽光線で、最高の海日和です。
今年は冬の記録的日照不足から、水温の上がりが遅い気もしてましたが
そんな水温も徐々に上がり始め、現在25℃台まで来ています。
雌と思しき個体のお腹はパンパン。
雄と思しき個体の求愛の模様なども見所!と
生物たちの繁殖活動は、ますます盛んになり

もう、多くの幼魚も溢れかえって
海中はかなり賑やかになってます!

梅雨明けを待たず、もう誰もが楽しめる
シーズン突入!!です。
以前、3月に報告したホホスジモチノウオ属の1種は
以降、リサーチを重ねた結果、複数個体の確認も出来ました。
『Oxycheilinus arenatus 成魚 2匹』

『Oxycheilinus arenatus 若魚』

繁殖活動は確認できてませんが、確実に『生息』してると言えそうです。
ベラといえば、今月は世界的にみても希少種な
『ウスバノドグロベラ』に出逢うという、珍事も!

安定して観られるのは、世界でも屋久島くらいしか無い、と
屋久島固有種と言っても大袈裟ではない!と、言われてるベラで
今回、一匹だけの出現でしたが、本当にビックリ。
日々、潜っていて・・ひとつ気になる点としては
この5月にも『ハナヤサイサンゴの仲間』の白化がみられた事。

ちょうど一年前の“五月”も・・
たくさんのハナヤサイサンゴが白化し
死んでしまったのも、記憶に新しい。
去年ほど規模は大きくないようで・・
白化してる個体数は少ないのが救いだけれど
原因や対策方・・等は僕らレベルには伝わってきておらず
ただ、見守るしかない状況。。。
(去年は、6月には沈静化)
オニヒトデもここ最近、増加傾向にあって
時間を見つけては駆除活動も盛んになっている現状。
ただ、サンゴ関連では
嬉しいニュースも飛び込んできて
『ミドリイシの仲間』のいくつかは

この5月に産卵も観察されています。
自然界のバランスについては、色々考えるところもありますが
全部の卵に「頑張って、大きなサンゴに成長しろよ~~」と応援してしまいます。
津波古 健 TSUHAKO TAKERU
プロフィール(ガイド会WEB内)
http://www.guide-kai.com/member/t.tsuhako.html
潜水案内 OKINAWA
HPhttp://sensuiannai.com/
日々の海日誌(当店ブログ)
http://http://sensuianna.exblog.jp/
沖縄本島から津波古です。
梅雨入りして、ちょうど一ヶ月。
まだ、明けてないので、“夏本番”ってワケぢゃ無いですが
5月後半は天気の良い日も多く、梅雨明けを錯覚するほどでしたよ。
そんな日は、もう真夏のような暑さと、ギッラギラの太陽光線で、最高の海日和です。
今年は冬の記録的日照不足から、水温の上がりが遅い気もしてましたが
そんな水温も徐々に上がり始め、現在25℃台まで来ています。
雌と思しき個体のお腹はパンパン。
雄と思しき個体の求愛の模様なども見所!と
生物たちの繁殖活動は、ますます盛んになり

もう、多くの幼魚も溢れかえって
海中はかなり賑やかになってます!

梅雨明けを待たず、もう誰もが楽しめる
シーズン突入!!です。
以前、3月に報告したホホスジモチノウオ属の1種は
以降、リサーチを重ねた結果、複数個体の確認も出来ました。
『Oxycheilinus arenatus 成魚 2匹』

『Oxycheilinus arenatus 若魚』

繁殖活動は確認できてませんが、確実に『生息』してると言えそうです。
ベラといえば、今月は世界的にみても希少種な
『ウスバノドグロベラ』に出逢うという、珍事も!

安定して観られるのは、世界でも屋久島くらいしか無い、と
屋久島固有種と言っても大袈裟ではない!と、言われてるベラで
今回、一匹だけの出現でしたが、本当にビックリ。
日々、潜っていて・・ひとつ気になる点としては
この5月にも『ハナヤサイサンゴの仲間』の白化がみられた事。

ちょうど一年前の“五月”も・・
たくさんのハナヤサイサンゴが白化し
死んでしまったのも、記憶に新しい。
去年ほど規模は大きくないようで・・
白化してる個体数は少ないのが救いだけれど
原因や対策方・・等は僕らレベルには伝わってきておらず
ただ、見守るしかない状況。。。
(去年は、6月には沈静化)
オニヒトデもここ最近、増加傾向にあって
時間を見つけては駆除活動も盛んになっている現状。
ただ、サンゴ関連では
嬉しいニュースも飛び込んできて
『ミドリイシの仲間』のいくつかは

この5月に産卵も観察されています。
自然界のバランスについては、色々考えるところもありますが
全部の卵に「頑張って、大きなサンゴに成長しろよ~~」と応援してしまいます。
津波古 健 TSUHAKO TAKERU
プロフィール(ガイド会WEB内)
http://www.guide-kai.com/member/t.tsuhako.html
潜水案内 OKINAWA
HPhttp://sensuiannai.com/
日々の海日誌(当店ブログ)
http://http://sensuianna.exblog.jp/