ユキンコボウシガニの正体!?
06 09, 2009 | Posted in 9日 西表島 ・ 佐々木要
3 Comments
はいさい!西表島:ダイブラティークの佐々木です。
蓮尾さんから珊瑚ネタで振られたんでこっちも産卵情報を!
西表の現在の水温は26℃〜27℃、5月の1ヶ月で4℃も上昇した為水中動生物も
その変化に対応出来ないのでしょうか潮だの暦だのこちらの予想する日程など関係なく
5月は予定よりも5日遅く、6月は4日早く産卵しています。
産卵期間は通常1週間程度ですが、以前2週間続けて産卵していた事もありますから
今年も予定は未定!?といったとこでしょうか。
さてプチ産卵情報!はこれくらいで、本題です。
先日甲殻類に非常に詳しく沖縄ユキンコ火付け役である当店常連ゲストがいらして、人気のユキンコボウシガニ(仮称)について駒井先生から教示頂いた興味深い話を紹介したいと思います。

まずこの種が Dromidiopsis lethrinusae と同定された小笠原諸島産の標本と比べたところ、ユキンコボウシガニとまさに同種であることが分かったそうです 。
被りものはチャツボボヤとは別種でしたが、やはり群体ボヤとのことらしいです。
最終確認として、国立科学博物館にある Dromidiopsis lethrinusae のホロタイプを調べてたそうですが、現時点ではユキンコボウシガニは Dromidiopsis lethrinusae と考えるのが適切であるという結論に達したそうです。ただ、 沖縄産ユキンコボウシガニが小さい割にはよく発達した生殖肢を持っているというのが気になるそうでこの小さなサイズで抱卵個体が見つかれば、別種となる可能性もあるそうです。
難しいっすねぇ〜
和名のほうですが原記載ではトガリカイカムリ属 Sphaerodromia に帰属されていたので、オガサワラトガリカイカムリでした、 その後,McLay (1993)により Dromidiopsis に移されました。 Dromidiopsis の和名はオオカイカムリ属だったのですが、オオカイカムリがこの論文で Dromia に移されたため和名が属の変更に対応していない状況になりました。
そこで属の変更を考慮してオガサワラカムリという和名になったようです。
カイカムリ科の属レベルでの分類はその後さらにGuinot & Tavares(2003)によりさらに変更が加えられましたが、まだ不十分であるようだとのことです 。
以上のことより現時点では、ユキンコボウシガニの標準和名はオガサワラカムリということになりますが、チャツボボヤを被ったシカクイソカイカムリも沖縄では観察されているそうで、チャツボボヤを被ったカイカムリの愛称として、ユキンコボウシガニは使われ続けられるようです。
ガイドしてて思うのは水中で標準和名をボードに書いたとこで、船にあがったら忘れちゃったぁ〜!って事が多いわけで
呼びやすく特徴のあるニックネームの方が覚えやすいと思うけど、紙一重の類似だと「どっち!?」
となってしまうのも困りもんです。〜モドキとかニセ〜というヤツです。
ユキンコボウシガニモドキなんて呼びたくないしねぇ。
今年は甲殻類のあだ名付けに力が入りそうな感じです。
*上記情報は常連ゲストcalappaさんから情報を頂きました。
ありがとうございました。
http://calappa.dtiblog.com/blog-entry-235.html
明日は志津川の豪酒!長明さんです。宜しくお願いします!!
プロフィール
http://www.guide-kai.com/member/k.sasaki.html
蓮尾さんから珊瑚ネタで振られたんでこっちも産卵情報を!
西表の現在の水温は26℃〜27℃、5月の1ヶ月で4℃も上昇した為水中動生物も
その変化に対応出来ないのでしょうか潮だの暦だのこちらの予想する日程など関係なく
5月は予定よりも5日遅く、6月は4日早く産卵しています。
産卵期間は通常1週間程度ですが、以前2週間続けて産卵していた事もありますから
今年も予定は未定!?といったとこでしょうか。
さてプチ産卵情報!はこれくらいで、本題です。
先日甲殻類に非常に詳しく沖縄ユキンコ火付け役である当店常連ゲストがいらして、人気のユキンコボウシガニ(仮称)について駒井先生から教示頂いた興味深い話を紹介したいと思います。

まずこの種が Dromidiopsis lethrinusae と同定された小笠原諸島産の標本と比べたところ、ユキンコボウシガニとまさに同種であることが分かったそうです 。
被りものはチャツボボヤとは別種でしたが、やはり群体ボヤとのことらしいです。
最終確認として、国立科学博物館にある Dromidiopsis lethrinusae のホロタイプを調べてたそうですが、現時点ではユキンコボウシガニは Dromidiopsis lethrinusae と考えるのが適切であるという結論に達したそうです。ただ、 沖縄産ユキンコボウシガニが小さい割にはよく発達した生殖肢を持っているというのが気になるそうでこの小さなサイズで抱卵個体が見つかれば、別種となる可能性もあるそうです。
難しいっすねぇ〜
和名のほうですが原記載ではトガリカイカムリ属 Sphaerodromia に帰属されていたので、オガサワラトガリカイカムリでした、 その後,McLay (1993)により Dromidiopsis に移されました。 Dromidiopsis の和名はオオカイカムリ属だったのですが、オオカイカムリがこの論文で Dromia に移されたため和名が属の変更に対応していない状況になりました。
そこで属の変更を考慮してオガサワラカムリという和名になったようです。
カイカムリ科の属レベルでの分類はその後さらにGuinot & Tavares(2003)によりさらに変更が加えられましたが、まだ不十分であるようだとのことです 。
以上のことより現時点では、ユキンコボウシガニの標準和名はオガサワラカムリということになりますが、チャツボボヤを被ったシカクイソカイカムリも沖縄では観察されているそうで、チャツボボヤを被ったカイカムリの愛称として、ユキンコボウシガニは使われ続けられるようです。
ガイドしてて思うのは水中で標準和名をボードに書いたとこで、船にあがったら忘れちゃったぁ〜!って事が多いわけで
呼びやすく特徴のあるニックネームの方が覚えやすいと思うけど、紙一重の類似だと「どっち!?」
となってしまうのも困りもんです。〜モドキとかニセ〜というヤツです。
ユキンコボウシガニモドキなんて呼びたくないしねぇ。
今年は甲殻類のあだ名付けに力が入りそうな感じです。
*上記情報は常連ゲストcalappaさんから情報を頂きました。
ありがとうございました。
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明日は志津川の豪酒!長明さんです。宜しくお願いします!!
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