夢のコラボ・・・・(^_^;)???

10 01, 2015 | Posted in 1日 久米島 ・ 川本剛志

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_DSC3100海


今年は、シコンハタタテハゼが割と見られる・・・・(写真をクリックすると大きな画像で見られます)。

シコンハタタテハゼ自体は、今まで久米島でも沢山見てるし、当然、フィルムカメラ時代から撮影してきたので、個人的には別段騒ぎ立てる事でもないのだが、リクエストしてくるゲストも沢山いるし、アケボノハゼやハタタテハゼの側に居る子もいるから、一度、真剣に潜って、アケボノかハタタテどちらかとコラボさせて・・・出来れば思いっきり欲張って3種盛りで・・・撮りたい(撮らせたい)と思っていた・・・(^_^;)。

ただ、ガイド中にそれを演出しようとして失敗し、巣穴に引っ込ませてしまっては元も子もないので出来ずにいた・・・・。

夏の南風から秋の北風の日が多くなり始めたので、そろそろ行ける機会も限られてくると思い、ある日、ガイド合間のランチ休憩(その日は1本目と2本目の間)の時に行ってみた・・・。

1本目のガイド時も、最大水深30mと、そこそこ深かったので(あっ、これ、僕の感覚です。もちろん、ガイド中なら深いと認識してますが、独りで潜るなら、まだまだという意味です)、休憩もほとんど入れない反復潜水となるこのダイビングは、気を付けないと凄い減圧停止時間が出る・・・。


そこには、シコンハタタテハゼの40㎝ほど離れた上にアケボノハゼのペア、右の50㎝ほど離れたところにハタタテハゼのペアが棲息していた・・・。

まず、シコンが巣穴に入らないように、少し巣穴から離れた状態で安心させておき、シコンが巣穴から離れた隙に、静かに、しかし一挙にシコンとの距離を縮め、巣穴を抑える・・・・。つまり、巣穴の上に僕が居る様な位置を取る事により、巣穴に入る為には僕の方に近付かなければならない状況にする・・・。すると、シコンは巣穴から離れざるをえないので、巣穴にも入れずに、その辺りをうろうろする羽目になる・・・・。そこを同じ様な手法でアケボノ、そしてハタタテと順々に弱いもの順に寄せていきコラボさせるという作戦だ・・・。

繊細且つ大胆に動く事が重要なポイントだ・・・・。

(実は、2005年6月に出版した写真集「球美の海」で掲載したアケボノハゼとハタタテハゼの「異母兄弟?!」というコメントの写真(フィルム)もこうやって撮っていた・・・(^_^;)。もう、二十年近く前から得意とする手法だ・・・・。)

12047736_923440861045051_585031871_n.jpg


シコンを、過去何度も撮影しているゲストに、以前、そのコラボの話をしたら、「そんなコラボだったら、絶対撮りたい!!・・・・もう、ジンベエザメとザトウクジラを一緒に撮るようなもんじゃないですか?!」・・・・何て、言われたのを思い出す・・・(^_^;)


「・・・・・・やるか・・・・。」


狙いを定めてタイミングを取り、一挙に動く・・・・。

・・・・・上手くいった・・・。

思った通りシコンは巣穴に入れずに、辺りをうろうろし始めた・・・。

・・・でも、実は懸念があった・・・・。シコンが、側のアケボノやハタタテと比べて小さい事だ・・・。テリトリー意識の強い魚達は、巣穴に部外者が近づくと追い払う為の攻撃行動をする・・・。勢力図(生息率)で言えば、ハタタテハゼ王国の沖縄でマイノリティーなアケボノハゼ・・・・、もう少数民族以下の魚口密度のシコンハタタテハゼなのである・・・。ただでさえ、生息勢力的に大きいとその種自体も強いのに、体格差があれば尚更である・・・。

うろうろとしているシコンにゆっくり詰め寄り左下(巣穴)からアケボノハゼのペアに近付けていった・・・・。

途端、上に居たアケボノハゼがシコンを苛め始めた・・・・。体当たりの様に頭(顔)から突っ込んで来るアケボノから逃げるように、その場から離れようと右下に移動しようと素早く動くシコン・・・。途端、ハタタテハゼから苛められる・・・。そうさせじと寄せようとする僕・・・。素早く逃げ、もう、どうなってもいいから的な感じで、その下の誰のものでもない穴に逃げ込むシコン・・・・。

「かぁ~、やはりこうなってしまたっか・・・・?!┓( ̄∇ ̄;)┏」

体格差がさほどなければ、「来るな来るな!」とアケボノ・ハタタテから苛められても、必死に抵抗しながらアケボノ・ハタタテの巣穴側に居てくれコラボ場面の写真も撮れただろうが、明確に体格差があるシコンは逃げ場がなく追い詰められ、必死の選択で未知の穴に身を投じたのである・・・・。

何故、巣穴を持つ魚達が未知の穴に、なかなか入らないのか?・・・・それは、もしかしたら、自分の敵(捕食者)が待ち構えているかもしれないから恐いのである・・・。人魚姫のようなアニメでよくあるが、サメから逃げて何とか避難した暗い穴で、ホッと一息付いていると暗闇から大きなタコが現れ襲われるパターンである・・・・。ハゼなんか、タコの大好物だから、もしもタコなんか居たら完全にアウトなのである・・・・。

まあ、シコンが逃げ込んだ穴には、タコや他の捕食者が居る様な穴ではないのでシコン自体は大丈夫だろうが、不味いのは、シコンが巣穴以外に逃げ込める穴を見つけてしまった事である・・・。

こうなると、もう、コラボは難しくなる・・・。

案の定、穴から出て来たシコンに再び仕掛けたが、巣穴か、その新しい穴に逃げられる有り様となった・・・・。2種を寄せた瞬間、カメラを構えるが、次の瞬間には、もう逃げている・・・。もう一人自分が居ればなどと、馬鹿な事を考えながら、せめてサポートしてくれるガイドがいれば・・・・・。

「しゃあない・・・・もう、ちょっと成長して大きくなるのを待つか・・・・(^_^;)。」


・・・・・反復潜水にも関わらず、水深40mで真剣にシコンハタタテハゼとやり合っていた僕が、30分以上の減圧停止を出し予定より帰りが遅れ、スタッフやゲストにヤキモキさせ迷惑掛けたのは言うまでもない・・・・反省・・・・(-_-;)。

せめて、バックの綺麗なとこで撮ってやろうと試みるが・・・・。


_DSC3099.jpg





・・・・暗くなり始めた海中は、多くの魚達に安らかな眠りを誘うが、それとは逆に、浮遊生物達の活動のステージとなり、昼の海とは違った生物達の営みを魅せてくれる・・・。


_47A9162海


夕方から夜に掛けて、海中で多くのライトを光々と照らし(ライトトラップ)、それに集まってくる浮遊生物(魚の仔魚やプランクトン、イカ・タコやエビ・カニの幼生)を探し観察、水中写真家峯水亮氏やゲストと一緒に撮影してた・・・。来る10/14-17に開催する2015 Black Water Dive Vol.4 久米島 DIVE ESTIVANTに向けて、段取りの確認や事前調査の為に潜った時の事だ・・・。

1ダイブ90分から120分のダイビングを2本潜って、帰って来るのは午前0時過ぎ・・・・・・(-_-;)

今までも細々とはやっていたけど、今回は、改めて球美の海のポテンシャルの高さを魅せつけられた・・・。

63cae2175ac554f711f591cea3cc313d[1]


ホタルイカモドキの仲間でオビスジホタルイカ・・・・。外套腹面の発光器が4列にルシフェリン・ルシフェラーゼ反応による発光で、青白い点線が激しく出たり収まったりの連続で、ずっと見ていても飽きなかった・・・・。この分野の大巨匠である峯ちゃんが、「オビスジホタルイカの生態写真なんて、何処にもないじゃないですかね???」・・・・・何て言うから、萌える燃える・・・・(^_^;)



_DSC2373コモンクダリボウズギス稚魚海ブログ



コモンクダリボウズギスと思われる稚魚・・・・。伸びた胸鰭は、身体大きくなるにつれ短くなっていく・・・。



_DSC2462ダルマガレイ科① (1)


ダルマガレイ科②


ダルマガレイ科の稚魚達・・・・。



_DSC2415ツノダシアクロヌルス期の後、稚魚


ツノダシの稚魚・・・。



_DSC2462コブシガニ・メガロパ幼生


コブシガニのメガロパ幼生・・・・。実は見たのは3回目、こんなのも浮遊してくるから面白い・・・。




そして、もちろん、日中も数々のドラマが繰り広げられてます・・・。

_DSC2022.jpg

左目が肥大しているモンツキカエルウオの雄・・・。肥大し続ける目は限界を超えると破裂し、左目を失います・・・。それでも、必死になって卵を守っていました・・・。




_DSC2030.jpg


産まれて間もない卵達を・・・。


_DSC2070.jpg


数日後、その日の夜、孵化する卵達を・・・・。



_DSC1935.jpg



なかなか見つけ辛いレッドストライプバスレットなんかも・・・・。




_47A8039.jpg



天気の良く、海も穏やかで・・・・。




海_47A9312




・・・・・気持ちの良い海が続いてます・・・・・・・。





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