サンゴの声が大きくなる頃
05 15, 2016 | Posted in 15日 久米島・田中伸
0 Comments
久米島・ダイブエスティバンより田中伸です。
GW期間中は24~25℃台だった水温は、GW終了とほぼ同時に急上昇して、27℃台にまでなりました。
過去の経験から、このように一気に水温が上がるタイミングは、臭うんです。
潮のタイミングも良さそうだし、条件はある程度揃っているし。
・・・気になる。
本命の予想日とはズレているけど、
何もなくても、それはそれでデータになるし!
と、いうわけで、先日サンゴの産卵のリサーチに行ってきました。

目的地に到着してすぐに、怪しい気配をプンプンさせている「株」を複数発見っ!
「おぉっ!!これはっ!!」
上の画像、普段のサンゴの状態と、あからさまに様子が違うことが、お解かり頂けるかと思います。
エントリーの時間が早かった為、バンドルの放出が始まるまでは、まだまだ時間が掛かることが予想されたので、別の種類のサンゴの状態を確認したり、周囲をフラフラして時間をつぶしていると。。。

セダカギンポの幼魚が寝ていました。
先月に引き続き、「寝顔シリーズ」です。
日中はサンゴの隙間に身を隠してちょこまかと動きまくる本種ですが、無防備に寝てました(笑)この個体がたまたまそうだったのだと思いますが、もうちょい隠れないと危ないぞー食べられるぞー、と声を掛けたくなるほど無防備にサンゴの外で寝ていました^_^;
それにしてもキレイだなー。かわいいなー。
バンドル放出の時間までは、まだまだ。

すぐ近くには、ノコギリハギの幼魚もお休み中でした。
テングカワハギは「ハマる派」の寝方だったけど
あなたは「咥える派」の寝方なのねー。
同じカワハギの仲間でも色々あるんだなぁ~
それにしても、あんた、その咥えてんの「ガヤ」やんね?
肌に触れただけで「チクッ!!!」ってなって、「ブツブツ」になるあの「ガヤ」やんね?
そんなもん咥えて大丈夫なんか!?
いや、大丈夫なんだろうけど、「痛lっ!!」ってならんの???
俺も口なら大丈夫なのかも!ちょっとやってみようか、いや、やめておこう。。。
それにしても、かわいいなー。
バンドル放出の時間までは、そろそろ。

ちなみに、普段のサンゴの状態はこんな感じです。
1枚目の写真と見比べて頂ければ、違いが分かりやすいかと思います。
・・・さて、時間はすでに22:30を過ぎた頃。
そろそろ始まってくれないと、エアーが無くなりそうです。
帰り道の事を考えて、残圧20になったら引き上げよう。
・・・・残圧40。
・・・・・・30。
・・・・・・・・20。
タイムアップ。
結局この日、僕が海に入っている時間にバンドルの放出は確認できませんでした。
肉眼で見た感じでは、そこそこ自信があったのですが、海から上がって写真をじっくり見返すと、「まだ早かったのかなー」と言った感じ。それでも、もう少し時間があれば見れたはずだ、という思いは拭いきれませんでした。
そこで、サンゴの産卵について毎年情報交換をさせて頂いているガイド会の先輩、渡嘉敷の番田さんと、沖縄本島の木戸さんに、写真を送って、聞いてみました。
すると、、、
「あ、これね!これまだやな。」
「あ、これ。おれも昔騙されたよ~。」
まーーーじーーーーかーーーーーー!!!
即答すぎて笑えました(笑)
一枚目の写真は、産卵期に見られる兆候で、産卵当日の状態ではない、とのことでした。
それにしても、先輩たちの情報量たるや、やっぱりすごいなー。
そして、ガイドという立場でこんな風に情報交換を気がねなくできるのも、ガイド会の素晴らしいところだなー。
なんて思いながらも、自分の未熟さを噛み締めました。

これが、産卵当日のサンゴの状態です。
昨年の画像を、改めて見返してみました。
一枚目の画像の状態とは、全く違うことがはっきりとわかります。
この日、この「株」はバンドルを放出させました。

写真を並べてみると、解りやすいのですが、実際に肉眼でみると、なかなか微妙な違いなんだな~これが^_^;
でも、もう大丈夫!もう騙されません!インプット完了。
実際に目で見て感じる事が大切なのです。
番さん、ヤスさん、教えて頂いてありがとうございます!
それと、この日にバンドルの放出を確認できなかったことによって
本命の予想日が的中する可能性が上がりました。
例年若干のずれがあるのですが、今年は番田さん、木戸さん、と予想日が同じ日程でした。
なので、今回の僕の写真は、産卵するまでのものにとどめておきます。
番田さんの担当日が23日で、木戸さんの担当日が25日なので
もしかすると、その辺りで産卵の様子をお伝えして頂けるかも!?!?!?
今年もサンゴの声が大きく聞こえてきました。
皆さんも、海中で足元にそっと耳を傾けてみて下さい。
久米島・ダイブエスティバンより伸でした バィバィ~!

田中 伸
久米島 ダイブエスティバン
GW期間中は24~25℃台だった水温は、GW終了とほぼ同時に急上昇して、27℃台にまでなりました。
過去の経験から、このように一気に水温が上がるタイミングは、臭うんです。
潮のタイミングも良さそうだし、条件はある程度揃っているし。
・・・気になる。
本命の予想日とはズレているけど、
何もなくても、それはそれでデータになるし!
と、いうわけで、先日サンゴの産卵のリサーチに行ってきました。

目的地に到着してすぐに、怪しい気配をプンプンさせている「株」を複数発見っ!
「おぉっ!!これはっ!!」
上の画像、普段のサンゴの状態と、あからさまに様子が違うことが、お解かり頂けるかと思います。
エントリーの時間が早かった為、バンドルの放出が始まるまでは、まだまだ時間が掛かることが予想されたので、別の種類のサンゴの状態を確認したり、周囲をフラフラして時間をつぶしていると。。。

セダカギンポの幼魚が寝ていました。
先月に引き続き、「寝顔シリーズ」です。
日中はサンゴの隙間に身を隠してちょこまかと動きまくる本種ですが、無防備に寝てました(笑)この個体がたまたまそうだったのだと思いますが、もうちょい隠れないと危ないぞー食べられるぞー、と声を掛けたくなるほど無防備にサンゴの外で寝ていました^_^;
それにしてもキレイだなー。かわいいなー。
バンドル放出の時間までは、まだまだ。

すぐ近くには、ノコギリハギの幼魚もお休み中でした。
テングカワハギは「ハマる派」の寝方だったけど
あなたは「咥える派」の寝方なのねー。
同じカワハギの仲間でも色々あるんだなぁ~
それにしても、あんた、その咥えてんの「ガヤ」やんね?
肌に触れただけで「チクッ!!!」ってなって、「ブツブツ」になるあの「ガヤ」やんね?
そんなもん咥えて大丈夫なんか!?
いや、大丈夫なんだろうけど、「痛lっ!!」ってならんの???
俺も口なら大丈夫なのかも!ちょっとやってみようか、いや、やめておこう。。。
それにしても、かわいいなー。
バンドル放出の時間までは、そろそろ。

ちなみに、普段のサンゴの状態はこんな感じです。
1枚目の写真と見比べて頂ければ、違いが分かりやすいかと思います。
・・・さて、時間はすでに22:30を過ぎた頃。
そろそろ始まってくれないと、エアーが無くなりそうです。
帰り道の事を考えて、残圧20になったら引き上げよう。
・・・・残圧40。
・・・・・・30。
・・・・・・・・20。
タイムアップ。
結局この日、僕が海に入っている時間にバンドルの放出は確認できませんでした。
肉眼で見た感じでは、そこそこ自信があったのですが、海から上がって写真をじっくり見返すと、「まだ早かったのかなー」と言った感じ。それでも、もう少し時間があれば見れたはずだ、という思いは拭いきれませんでした。
そこで、サンゴの産卵について毎年情報交換をさせて頂いているガイド会の先輩、渡嘉敷の番田さんと、沖縄本島の木戸さんに、写真を送って、聞いてみました。
すると、、、
「あ、これね!これまだやな。」
「あ、これ。おれも昔騙されたよ~。」
まーーーじーーーーかーーーーーー!!!
即答すぎて笑えました(笑)
一枚目の写真は、産卵期に見られる兆候で、産卵当日の状態ではない、とのことでした。
それにしても、先輩たちの情報量たるや、やっぱりすごいなー。
そして、ガイドという立場でこんな風に情報交換を気がねなくできるのも、ガイド会の素晴らしいところだなー。
なんて思いながらも、自分の未熟さを噛み締めました。

これが、産卵当日のサンゴの状態です。
昨年の画像を、改めて見返してみました。
一枚目の画像の状態とは、全く違うことがはっきりとわかります。
この日、この「株」はバンドルを放出させました。

写真を並べてみると、解りやすいのですが、実際に肉眼でみると、なかなか微妙な違いなんだな~これが^_^;
でも、もう大丈夫!もう騙されません!インプット完了。
実際に目で見て感じる事が大切なのです。
番さん、ヤスさん、教えて頂いてありがとうございます!
それと、この日にバンドルの放出を確認できなかったことによって
本命の予想日が的中する可能性が上がりました。
例年若干のずれがあるのですが、今年は番田さん、木戸さん、と予想日が同じ日程でした。
なので、今回の僕の写真は、産卵するまでのものにとどめておきます。
番田さんの担当日が23日で、木戸さんの担当日が25日なので
もしかすると、その辺りで産卵の様子をお伝えして頂けるかも!?!?!?
今年もサンゴの声が大きく聞こえてきました。
皆さんも、海中で足元にそっと耳を傾けてみて下さい。
久米島・ダイブエスティバンより伸でした バィバィ~!

田中 伸
久米島 ダイブエスティバン