ときめきトゥナイト♡

02 13, 2017 | Posted in 13日 フィリピン/セブ島・白石拓己

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押忍!
最近毎晩『Hot け Night』にいそしんでおります。
このダイビングの魅力のひとつに、『見たことのない形の生物』に出会えることが挙げられます。

海洋生物の卵から生まれて着底するまでの期間を『プランクトン期』と呼び、海中をふわふわ漂う、人生の中でもっともスリリングでかつ楽しい時期に入ります。
この期間は沈降しないように上手に潮流に乗らないといけないので、『浮遊適応』と呼ばれる水の抵抗を増す工夫が各生物に見られます。
棘を著しく伸ばす生物もいたり、魚類では胸鰭や腹鰭がアンバランスに大きくなるのもそれらの工夫の一例です。
しかし着底する頃にはそれらのものが不要になるので、長かった棘が短くなったり失くなってしまったり、異常に大きかった胸鰭や腹ビレも適度なサイズに落ち着きます。
これを『変態』と呼ぶのですが、その『変態』具合を夜潜ってひゃーひゃー喜んで見てる我々もまた『変態』やな~と思う、今日この頃です。
変態 to 変態。
Let's Hot け Night!!
白石です。



Hijo-KingIMG_5417.jpg

八丈島はレグルスから『Hot け Night』の職人さんがやってきました。
石野昇太くんです。
彼のミッションは、1月23~3月8日までアクエリアスに滞在して、このマニアックなダイビングをセブの海にセットアップすることです。
さすが聖地と呼ばれる八丈島で沢山潜っている経験があるので、知識もさることながら技術も豊富です。
我々はほぼ毎晩やってますので、気になる人は是非ご参加下さい~!
浮遊系のノウハウからストロボの当て方まで、詳しく分かり易く説明してくれますよ♪

では、セブのポテンシャルを見て頂くために、かなり多めになりますが、この数週間で撮影した生物をどんどん挙げていきたいと思います♪


魚brucelee浮遊系アジの仲間かなぁ-CEB_35282017

アジ科の稚魚かなぁ?
顔面ボッコボコです。
先が思いやられるわ。


魚brucelee浮遊系ヒラメの稚魚-CEB_39162017

カレイ目の稚魚です。
もっと若いときは目の位置が片側に寄ってないそうなんですが、もうそのステージは卒業しているようです。


魚brucelee浮遊系ヨウジウオの仲間稚魚-CEB_57752017

ヨウジウオ目の稚魚です。
あ、そうそう。
だいたいこのダイビングで撮ってるのって10mmもあったら大きい方です。
これで6mmぐらいでした。


魚brucelee浮遊系腹ビレごっつ長い-CEB_58192017

なんやろ、こいつ!?
腹ビレ?腸?がむっちゃ長いです。
スズキ目までしか絞れません...。


魚しょーたカエルアンコウ稚魚-DSC_05632017

この“水まんじゅう”みたいなの。
じつはカエルアンコウの稚魚なんだそうです。
2mmくらいですよ。可愛いねぇ~~~♪
今のところセブで、合計4個体出ております。


魚あんみつ浮遊系カエルアンコウ水まんじゅうステージ-DSC_73512017

別カットのカエルアンコウ稚魚。
癒やされるわ~~~♪


魚shota_テンジクダイ科稚魚のプリズム

テンジクダイ科の稚魚です。
バックからのストロボ光で、プリズム的に光っております。
かっけーーー!!


魚しょーたDSC_0570-1

コモンクダリボウズギスモドキの稚魚だそうです。
腹ビレが“校庭で落ち葉集めるやつ”にそっくりです。
この長い腹ビレも『浮遊適応』の形のひとつです。


魚しょーちゃんDSC_0929-12

シマヒメヤマノカミの稚魚です。
高確率でこの生物と遭遇しています。
セブはカサゴが多いので、生産数も多いんでしょうねぇ~。


魚ドロップ浮遊系カサゴの仲間-DSC_89182017

カサゴ目の仲間です。
フサカサゴ科の一種と思います。
この透けてる骨の具合、三枚におろした真ん中ですなっ!


魚bruceleeハゼの仲間-CEB_48282017

何になんのやろ~?
分からず終いでした。
こんなんばっかりです...。


魚まっきー550A5992

マグロの仲間の稚魚!!!
セブではイソマグロしか見たことないので、消去法で行くとイソマグロの稚魚やと思います。
若いときから、「見境なしに食いまくりまっせー!」と言わんばかりの顔してます。
Born to be Predator ですな。


甲殻類bruceleeコエビ亜目の仲間の幼体-CEB_27242017

ここから甲殻類いきます。
コエビ亜目の幼生です。
前の方に出てるやつ、実はこれははさみ脚じゃありません。
鋏脚はもっと手前、顔の前にきちんと1対あります。
これは浮遊適応の形のひとつで、プランクトン期が終わる時に切り離されます。
外敵が襲ってきた時に、自切して身代わりにするとも言われています。


甲殻類brucelee浮遊系コシオリエビ幼体-CEB_51932017

コシオリエビのメガロパ幼生。
この触覚は、バックからストロボ焚かないとなかなか綺麗に写りません。


甲殻類しょうたメガロパ

こちらもコシオリエビのメガロパ幼生です。
もうだいぶ模様が出てきていますね。


甲殻類brucelee浮遊系ドロノミかなぁ-CEB_56622017

ドロノミの幼生です。
この辺の生き物、タイプです♪
ぞくぞくくるわぁ~~~!


甲殻類brucelee浮遊系なんやこいつ鶴か-CEB_51982017

クーマ目です。
やはり浮遊系で鳴らしている『Love & Blue』の小川さんに教えて頂きました♪
初めて聞く生物のグループでした。
卵を持ってそうなので、これは幼生とかじゃなくて、ひょっとするともう大人なのかもしれません。


甲殻類brucelee浮遊系ワレカラ-CEB_43422017

ワレカラです。
この生物はプランクトン期の時期に、もうその形態が確立するんですね。
小さいワレカラって感じでした。


甲殻類kouフィロゾーマ-_DSC55362017

イセエビ下目の幼生をフィロゾーマ幼生と呼びます。
その中でも特にこのクラゲに乗るのは、ウチワエビの幼生だそうです。
その特異な生態から“ジェリーフィッシュライダー”と呼ばれ、浮遊系を撮るダイバーの中でも人気です♪


甲殻類しょうたゾエア

エビのゾエア幼生。
エビ・カニ類の卵から孵ったばかりのステージからある程度までを『ゾエア幼生』と呼びます。
浮遊適応のため、体より何倍も棘を伸ばしています。


甲殻類shota_エッジきかせたメガロパ

カニのメガロパ幼生です。
ゾエア期のあと、このステージになります。
メタリックに撮れてて、かっこいい~!


甲殻類brucelee浮遊系コブシガニメガロパ-CEB_60282017

コブシガニの仲間のメガロパ幼生だと思います。
ごつごつしてまっせ~!


甲殻類brucelee浮遊系脱皮中-CEB_42872017

なんの生物か特定できませんが、甲殻類が脱皮している最中だと言うことは分かります。
こんな途中のもそうですが、抜け殻もよく見ます。



ここからは更に魑魅魍魎の類をご紹介します。

魑魅魍魎brucelee浮遊系ゴカイドラゴン-CEB_57282017

ゴカイの仲間。
ドラゴンやん!!
カッコよいわぁ~~~。
燃えたわーーー!!
燃えよドラゴンやでぇ~~~。
あ、黄色の塊は恐らく卵塊です。


魑魅魍魎brucelee浮遊系ホウキムシ類のアクチノトロカ幼生-CEB_40762017

峯水さんに教えて頂きました。
ホウキムシ類のアクチノトロカ幼生だそうです。
カラフルでめっちゃ綺麗ですけど、ぶっちゃけ1mmです。
ちっさ!!


魑魅魍魎shota_ベリジャー幼生バックライトエッジ出し

巻き貝のベリジャー幼生です。
これはほんまによく見ます。
練習にちょうどよい被写体です。


魑魅魍魎あんみつクリオネの仲間かなぁ-DSC_55542017

マメツブハダカカメガイ科の一種やと思います。
もっと遡れば、裸殻翼足類の仲間。
まー、よーするにクリオネの仲間ですわ。
バッカルコーンするんかなぁ~??


魑魅魍魎あんみつ浮遊系おしゃぶり-DSC_73372017

UFOみたいです。
きんすけさんに教えて頂いたのですが、ギボシムシの幼生だそうです。
こんなに可愛いのに...おとなになったらチンコの皮みたいになるんかぁ...。
ショックやわぁ~。


魑魅魍魎しょーたハナギンチャクのアラクナクチス幼生

これも造形の深いきんすけさんが教えて下さったのですが、ハナギンチャクのアラクナクチス幼生だそうです。
光を感じると高確率で触手を丸めるので、なかなかこんなに開いた形で撮らせてくれないんです...。


魑魅魍魎あんみつ浮遊系宇宙船-DSC_72412017

わからないままにしてる生物です。
単純にクラゲかなぁ~って思うのですが、この触手をなかに巻き込んでしまったり出したりしてるところ見ると、イソギンチャクの幼生やったりするんかなぁ~?
また調べておきます。


魑魅魍魎brucelee浮遊系ビーズ集合体-CEB_38912017

ビーズのような球状の集合体です。
何かの卵かなぁ~?


魑魅魍魎brucelee浮遊系ビーズ集合体1-CEB_38912017

あっぷにすると、むっちゃ綺麗でした♪
以上です!!

Hijo-KingIMG_8672.jpg

しかし見たことない生物を見ると、無条件にときめくよねぇ~。
セブの夜は、ときめきトゥナイトやなぁ~。



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