引きの美学
05 13, 2017 | Posted in 13日 タイ/カオラック&タオ ・ 大村 健
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サワディーカップ!(タイ語でこんにちは!)
毎月13日はタイ、タオ島より大村がお届けします。
ゴールデンウィークのタオ島ではジンベエザメが大当たりでした。
2017年が明けてからずーっと出まくっていて、統計すると3日に一度以上出ていることになります。
少なくとも7個体が島周辺に居着いているのが識別されていて、毎日、複数のポイントで同時多発で出現してくれています。
水槽じゃない
生簀じゃない
餌付けじゃない
自然のままのジンベエザメ
スノーケルじゃなく
通り過ぎるワンチャンスじゃなく
スクーバでゆっくり見れるジンベエ・・・
こちらが避けないとぶつかってしまうくらいの至近距離で見れる、撮れる。
ゴールデンウィークにはフォト派のゲストも多く、ド迫力のジンベエ写真をたくさん撮ってもらいました。
こんな時、僕が提案したいのは、敢えて、引いてなんぼの構図、他のものと絡めたジンベエの写真です。
贅沢な話とは思うけれど、極端に近づいたド・アップのジンベエの写真は今どき世の中にいっぱいありますし、どの写真も似ていてどれが誰の写真か分からない個性の無い写真とも言えます。
例えばこんな写真

コピーライトを入れないと僕の写真だとは分からないですよね・・・
ジンベエに少しでも近づきたいという気持ちもわかりますが、ちょっと周りを見渡してみて欲しいのです。
すると、タオ島ならでは、他の魚の群がり越しのジンベエや、イソギンチャク越しのジンベエ、地形を利用したジンベエ、ダイバーとジンベエ、ダイバーの吐く泡とジンベエ、などなど魅力的な絡めるものが沢山あり、ちょっと人とは違う個性的なジンベエの写真が撮れますよ。
ツバメウオの群れの位置を把握し、ジンベエの動きを読むとこの瞬間に立ち遭える

地形や他のダイバーの位置関係を把握しておく

一歩引くことでイソギンチャクや小魚を絡められる

チムニー(縦穴)の中から撮れるタイミングを逃さない

水面まで追いかけないで、下から見上げて太陽や空も一緒に狙ってみる

どうですか?
ちょっと目線を変えると個性的な写真になるでしょう。
実際には思い通りにならないこともあり、難しい撮り方ではありますが、でも成功した時の喜びはひとしおです。
さらには、近づきすぎないのでジンベエにストレスを与えず、他のダイバーにも迷惑をかけない、これぞ大人のダイバーのマナーとも言えます。
まだまだ続きそうなタオ島のジンベエ祭り。
これから来られる方は、ジンベエザメを追いかけ回すのではなく、引いてなんぼの写真を狙ってみるのもオススメですよ。
さて、明日14日は川奈の八木さん、田辺の李くんの担当日です。
ゴールデンウィークお疲れ様でした〜
ちょっと一息ついている時期ですかね?
楽しいブログをヨロシクお願いします!

大村 健
ガイド会プロフィール
ビッグブルーダイビング
毎月13日はタイ、タオ島より大村がお届けします。
ゴールデンウィークのタオ島ではジンベエザメが大当たりでした。
2017年が明けてからずーっと出まくっていて、統計すると3日に一度以上出ていることになります。
少なくとも7個体が島周辺に居着いているのが識別されていて、毎日、複数のポイントで同時多発で出現してくれています。
水槽じゃない
生簀じゃない
餌付けじゃない
自然のままのジンベエザメ
スノーケルじゃなく
通り過ぎるワンチャンスじゃなく
スクーバでゆっくり見れるジンベエ・・・
こちらが避けないとぶつかってしまうくらいの至近距離で見れる、撮れる。
ゴールデンウィークにはフォト派のゲストも多く、ド迫力のジンベエ写真をたくさん撮ってもらいました。
こんな時、僕が提案したいのは、敢えて、引いてなんぼの構図、他のものと絡めたジンベエの写真です。
贅沢な話とは思うけれど、極端に近づいたド・アップのジンベエの写真は今どき世の中にいっぱいありますし、どの写真も似ていてどれが誰の写真か分からない個性の無い写真とも言えます。
例えばこんな写真

コピーライトを入れないと僕の写真だとは分からないですよね・・・
ジンベエに少しでも近づきたいという気持ちもわかりますが、ちょっと周りを見渡してみて欲しいのです。
すると、タオ島ならでは、他の魚の群がり越しのジンベエや、イソギンチャク越しのジンベエ、地形を利用したジンベエ、ダイバーとジンベエ、ダイバーの吐く泡とジンベエ、などなど魅力的な絡めるものが沢山あり、ちょっと人とは違う個性的なジンベエの写真が撮れますよ。
ツバメウオの群れの位置を把握し、ジンベエの動きを読むとこの瞬間に立ち遭える

地形や他のダイバーの位置関係を把握しておく

一歩引くことでイソギンチャクや小魚を絡められる

チムニー(縦穴)の中から撮れるタイミングを逃さない

水面まで追いかけないで、下から見上げて太陽や空も一緒に狙ってみる

どうですか?
ちょっと目線を変えると個性的な写真になるでしょう。
実際には思い通りにならないこともあり、難しい撮り方ではありますが、でも成功した時の喜びはひとしおです。
さらには、近づきすぎないのでジンベエにストレスを与えず、他のダイバーにも迷惑をかけない、これぞ大人のダイバーのマナーとも言えます。
まだまだ続きそうなタオ島のジンベエ祭り。
これから来られる方は、ジンベエザメを追いかけ回すのではなく、引いてなんぼの写真を狙ってみるのもオススメですよ。
さて、明日14日は川奈の八木さん、田辺の李くんの担当日です。
ゴールデンウィークお疲れ様でした〜
ちょっと一息ついている時期ですかね?
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大村 健
ガイド会プロフィール
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