新燃岳爆発
02 03, 2011 | Posted in 出羽慎一
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皆様、こんばんは。
近頃の鹿児島は、新燃岳の噴火でもちきりです。
噴石や降灰、空震の被害も広がり、今後の活動の動向は、本当に気がかりです・・。
人間生活への影響はもちろんですが、付近は本土南端の高山植物の群落がある、貴重な植生の宝庫だったのです。
噴石、降灰、山火事の被害がそれらに与える影響は計り知れません。
また、新燃岳は、錦江湾に流れ込む最大の河川である、天降川の源流域にあたります。
火山活動によって、天降川は、大きな影響を受けるでしょう。
そして、その流れの先に広がる錦江湾にもこの先多大な影響を与えるに違いありません。
写真は、1月27日午後3時40分に起こった、新燃岳52年ぶりの爆発的噴火です。
写真展の設営のさなか、慌てて走って現場に着いた直後に起こりました。
大きな噴石が空高く舞い上がり、桜島で見慣れているとはいえ、少し恐怖を感じました。
今日の新聞には、この写真を撮った場所のすぐ近くに大きな噴石が落ち、木がなぎ倒され、直径5mの穴ができたと載っており、改めて怖くなりました・・。
地球が生きていることを実感する瞬間でした。
・・今日は、久しぶりに穏やかなお天気でした。
錦江湾から離れて、外海、薩摩半島西端ちかくの笠沙の海に行ってきました。
水温は低いですが、透明度の高い海に、元気なサンゴたちに元気をもらってきました。

写真展の方も、ようやく始まりました。
早速にお越しいただいた皆様、ありがとうございます!
地元の皆様の声で圧倒的多数なのは、「錦江湾って、意外と綺麗なんだね~。」
もっともっと錦江湾の魅力を伝えていきたいです。

海案内・出羽慎一